みえパラ 特別講座Palamotor Special Lecture
点検ノススメ
新車を購入して、次の車検までノントラブルで走ったとか、オイル交換すらしたこともないという方は、意外に多いと思います。
そのくらい現在の自動車は信頼性が高く、車検ごとの軽いメンテナンスで問題ないほど、故障も少なくなっています。
しかし、パラモーターを趣味に持つ人で、ユニットを購入してから何年もエンジントラブルに見舞われたこともなければ、メンテナンスをしたこともないという人は、少数派ではないでしょうか。
パラモーターのユニットは、自動車やスクーターのように、ガソリンを入れてキーを捻ればいつでも快調に走り出すような乗り物ではなく、繊細で故障しやすく、調整一つで寿命まで左右するようなエンジンが採用されています。

パラモーターのユニットに採用される2サイクルエンジンは、シンプルな構造でパワーもあり、信頼性の高いエンジンだが、シビアな調整や定期的なメンテナンスが求められるエンジンでもある。
ユニットのエンジンに求められる性能
パラモーターのエンジンが故障しやすいのは、自動車のエンジンに比べて粗悪だからという訳ではなく、パラモーターのエンジンに求められる性能が「高回転」「高出力」かつ「小型軽量」と、さながらレース用のエンジン並みに、過酷な条件の下で使用されていることが原因でもあります。
特別講座「点検のススメ」では、「MPC 三重パラモーター倶楽部」のメンバーであり、JPMA指導員の内田清也氏(ウチダパラモータ商会代表)の解説で、パラモーターの心臓部であるエンジンの取り扱いとメンテナンスにクローズアップし、習慣づけたいフライト前後のエンジンメンテナンス、故障に至る前に見極めたいエンジン不調の兆候、そしてその対処法など、数回に分けて動画と画像を交えながら、できるだけわかりやすく解説したいと思います。
日々の活動の合間に少しずつ取材しながら制作しておりますので、気長にお付き合いください。

JPMA指導員 内田清也氏
第1回
安全な空の旅は、始動前から始まっている
パラモーターでのフライトは、風を感じながら自由に空を舞う最高の体験。
でも、フライトを安全に楽しむためには、飛ぶ前のエンジンチェックが大切です。
「ちょっとくらい大丈夫」と思った油断が、空では命取りになることも。
この記事では、始動前に必ず確認したい点検項目や、簡単にできるキャブレターの調整ポイントなどをわかりやすく解説しています。
初心者はもちろん、経験者も今一度見直したい基本中の基本。
まずはこの記事からチェックしてみませんか?

現在制作中
第2回
気持ちよく飛んだ、そのあとに
エンジンに「お疲れさま」を。
パラモーターでのフライト後、「無事に降りたからOK」と思っていませんか?
実は、次の気持ちの良いフライトのために大切なのが“飛んだあとのメンテナンス”。
使いっぱなしで放っておくと小さな不調が大きなトラブルに発展することも…。
この記事では、フライト後に行っておきたい基本的なメンテナンスや、トラブルを未然に防ぐチェックポイントを丁寧に紹介。
愛機に長く元気でいてもらうためにも、飛んだあとこそ大事な時間。
次のフライトをもっと安心な旅にするヒント、ぜひ覗いてみてください。

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第3回
エンジンにも“節目”がある
信頼を保つための分解メンテナンス
パラモーターのエンジンは、数十時間のフライトで確実に疲労が蓄積していきます。
異音や始動性の悪化など、目に見えない変化が進行しているかもしれません。
この記事では、定期的なオーバーホールの必要性と、分解点検で見逃したくないチェックポイントを解説。
ベアリングやシール類の劣化、カーボンの蓄積…そのまま放置すればトラブルの元に。
「調子がいいからまだ大丈夫」と思う今こそ、次の節目への備えどき。あなたと空を飛び続ける相棒のために、ぜひ読んでほしい内容です。

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第4回
エンジンは、壊れる前に“サイン”を出している
エンジンが発する、いつもと違う振動、音や匂い…。
実はそれ、見逃してはいけない“故障前のサイン”かもしれません。
この記事では、故障につながる前兆をどう見抜くか、そしてその兆候が出たときにどう対処すべきかをわかりやすく解説。
経験者でも見落としがちなポイントを押さえておくことで、トラブルを未然に防げます。
空で不安を感じないために、そしてエンジンと長く付き合うために──“壊れる前の気づき方”、ぜひチェックしてみてください。

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第5回
もしもエンジンが掛からなくなったら?(仮題)
現在制作中

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